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丸線 vs 平角線 比較まとめ

「丸線によるコスト最適化から、平角線を用いた究極の小型・高効率化まで。

『性能かコストか』という悩みに最適な巻線技術でお応えします。」

1. Round Copper Wire (丸線)

最も一般的で、家庭用電化製品から

産業機器まで幅広く使われている電線です。

特徴

  • 断面が円形のため、巻く方向を選ばず柔軟に加工できます。

  • 被覆(エナメルなど)の厚みが均一になりやすく、 
    信頼性が安定しています。
     

メリット

  • コストパフォーマンス:
    大量生産されているため、材料費が安く抑えられます。

  • 自動巻線に適している:
    高速な自動巻線機での加工が容易で、量産に向いています。

  • 入手性:
    種類やサイズが豊富で、試作時などもすぐに入手可能です。
     

デメリット

  • 占積率の低さ:
    円と円の間に必ず「デッドスペース」が生まれるため、
    コイル全体が大型化しやすくなります。

  • 高周波での抵抗増加: 表皮効果の影響を受けやすく、
    高周波域では電流が流れにくくなる(AC抵抗が増える)
    傾向があります。

2. Flat Copper Wire (平角線)

高性能なインバータや電気自動車(EV)のモータ、

大型リアクトルなどで採用が増えている「プロ仕様」の電線です。

特徴

  • 断面が長方形で、レンガを積むように隙間なく巻くことができます。

  • 昨日の「設計の制約を強みに変える」という話に

      直結する、高性能化の切り札です。

メリット

  • 圧倒的な占積率:

      隙間を最小限にできるため、同じスペースでより多くの銅を詰め込めます。

   小型化と大電流化が同時に狙えます。

  • 優れた放熱特性:

      線同士が面で接しており、かつ表面積も広いため、

  内部の熱を効率よく外に逃がせます。

  • 振動に強い:

      面で重なっているため、大電流が流れた際の電磁力による 

  振動や「鳴き」を抑えやすい構造です。

デメリット

  • 加工の難易度:

      横方向(エッジワイズ巻き)に曲げるには高度な技術と専用の設備が必要です。

  • コスト高:

       材料自体の価格に加え、専用の成形品や治具が必要になるため、

  トータルコストは上がります。

  • 角部の絶縁リスク:

       角の部分にストレスがかかりやすいため、高度な被覆技術が求められます。

​注:平角線の被覆は一般的にAIWとなります

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