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コイル(インダクタ)の4つの主要な役割

コイルは、電気エネルギーを磁気エネルギーとして蓄える性質を持つ受動部品です。

回路内での役割は、主に以下の4つの用途に大別されます。

1. Voltage Conversion

電圧変換(変圧・トランス)

原理:相互誘導作用

2つのコイルを近接させ、片方に変化する電流を流すと、磁界を通じて反対側のコイルに電圧が発生します。

  • 用途:

発電所からの高電圧を家庭用に下げる変圧器、

ACアダプタ、非接触給電(ワイヤレス充電)など。

  • ポイント:

巻き数の比率を変えることで、

電圧を自在に昇圧・降圧させることが可能です。

2.  Noise Removal

原理:自己誘導作用(高周波阻止)

コイルには「直流は通しやすく、

交流(特に高周波)は通しにくい」

という性質(誘導性リアクタンス)があります。

  • 用途:

電源ラインに混入する高周波ノイズの遮断

(チョークコイル)、信号線からの不要な信号

の除去(EMIフィルタ)など。

  • ポイント:

周波数が高いほど抵抗(インピーダンス)が

大きくなる特性を利用し、必要な電気だけを抽出します。

ノイズ除去(フィルタ・チョーク)

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3. Selection of Electrical Signals

電気信号の選別(共振・同調)

原理:共振現象

コイルとコンデンサを組み合わせることで、特定の周波数で電気的な

「共振」を起こさせることができます。

  • 用途:

ラジオやテレビの選局(チューニング)、

無線通信機器のアンテナ回路など。

  • ポイント:

無数に飛び交う電波の中から、特定の周波数の信号だけを

選択的に取り出すために不可欠です。

4. Energy Storage

エネルギー蓄積(電力変換・平滑)

原理:自己誘導作用(電流維持)

電流が変化しようとすると、磁界のエネルギーを使って  その変化を打ち消そうとする(電流を流し続けようとする)性質があります。

  • 用途:

DC-DCコンバータ(昇圧・降圧回路)、

スイッチング電源の出力平滑化など。

  • ポイント:

電圧の変動を抑えて安定した電流を供給するための

「ダム」のような役割を果たします。

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